WordPressブログからnoteへ。そして再びWordPressへ出戻った

WPからnote、noteからやっぱりWP

こんにちは、Luisです。

今回は、このブログ自体の「裏話」的なお話を少し。

約1年前、長年運営してきたWordPress(以下WP)のブログから、書くことに特化したプラットフォームである「note」へ全記事をお引っ越ししました。
そしてこの度、また心境の変化があり、再びWPへ出戻ってくることになりました。

noteに移転した当時の記事はこちら:
WordPressで15年続けたブログをやめて、noteに移行した理由

以前に使っていたWPサイトのドメイン(luisaq.com)は、noteへ移行した際に失効させてしまいました。
WP時代に積み上げてきた「ドメインパワー(検索エンジンからの評価)」がゼロになる。WEB制作という仕事柄、それが何を意味するのかはもちろん痛いほど分かっていました。クライアントのサイトだったら絶対にやらない暴挙です。
でも、あくまで自分の個人サイト。「まあ、いろいろ考えるのも面倒だし、いっか」と、あっさりと過去の遺産とは訣別してしまったわけです。時に容赦ない断捨離を行う自分らしいといえば自分らしい決断でした。

ところが、ここ最近になって「なんか、やっぱりWordPressに戻ろっかな」という気分がジワジワと高まってきたのです。

そして気づけば、ご覧のように新たなドメインを取り直して、新たなWordPressブログとして当サイト「あるがままケセラセラ」を復活。noteの更新は一旦お休みすることになりました。
ちなみに新しいドメインは「luis-aq.com」。ハイフンを足しただけです(笑)。

過去のドメインを自ら捨てたのに、なぜ今更またWPに戻そうと思ったのか。
今回はその「出戻りの理由」と、ちょっとした心境の変化について書いてみようと思います。

noteの「シンプルさ」が、逆に物足りなくなった

書くことに特化したブログサービス「note」。
実際、約1年間使ってみて、本当に素晴らしいプラットフォームだなと実感しました。

とにかくエディタが優秀で書きやすい。サーバーの保守やセキュリティの心配も不要。デザインもシンプルかつミニマルで、余計な機能が削ぎ落とされているため、純粋に「書くこと」だけに集中できる。
それは間違いなく大きなメリットでした。

しかし、長年自分でサイトを作ってきた人間からすると、その「デザインの制限」がだんだんと物足りなくなってきたのです。

「ここのコンテンツの横幅、もう少し広げたいな」
「写真をギャラリー風に並べたいな」
「ここのフォントのサイズや色を変えてアクセントをつけたい」

そう思っても、noteの仕様上どうすることもできない。
だからこそ余計なことは考えずに済むのですが……それがなんだか、徐々に「つまらない」と感じるようになってしまった自分がいました。

無機質なイメージ
整然とした無機質なデザインは使い勝手は良いが「つまらなく」感じてしまう

「スキ」の数に一喜一憂する自分に気づいた

もともと、以前のWPブログを運営している時は、読者からの目に見える反応というものがほとんどなく、どこか「孤独感」を感じていました。
だからこそ、noteのハートマーク(「スキ」機能)によって、誰かがダイレクトに反応してくれることが励みになるのでは、と期待していた部分もありました。

でも、いざやってみるとどうでしょう。

気合いを入れて数日かけて書いた記事が意外と反応が少なかったり。逆に、力を抜いて気楽にパパッと書いた日記みたいな記事が妙にウケが良かったり。
そんな「反応のボリューム」に、無意識のうちに一喜一憂している自分に気づいたのです。

いや、それが目的じゃないはずなのに。

自分が書きたいから書く。ハートマークの数なんか気にせず、ただ記事を読んでくれた誰かの心に何かが残ればそれでいいじゃないか。もっと反応が得られるようにウケを狙うなんてナンセンス。自分の思うままに書けばいい。

頭ではそう分かっているのに、どうしても数字が目に入ってしまう。
noteで「スキ」機能をオフにできれば良かったのですが、公式の機能だけで完全に消すことはできません。そうした「プラットフォーム特有のSNS的な不自由さ」も、今回のWP出戻りに繋がった理由の一つかもしれません。

巨大プラットフォームの中で「動かされている感」

この感覚、旅に例えるならこんな感じです。

  • 添乗員付きの安心な団体ツアー(note)か、トラブルだらけの個人バックパッカー旅(WP)か。
  • 巨大な豪華客船(note)か、手作りの一人乗りイカダ(WP)か。
  • 管理人が常駐する綺麗で巨大なマンション(note)か、森の中に自分で建てた不便なタイニーハウス(WP)か。

noteは間違いなく前者。決められたシステムの中で活動するのはとても安心感があるし、ルールに従っていれば余計な心配をする必要もありません。集客力もある。
だけど、巨大なプラットフォームの中で「動かされている」よりも、波に揉まれながらも「自分で好き勝手に、思いのままに舵を取る」後者のほうが、結局のところ自分の性に合っているのだと再認識しました。

いや、「noteに移ろうとした時にそれに気づけよ!」と当時の自分にツッコミを入れたいところですが、これもまた「何事もやってみないとわからない、経験しないと良し悪しが腑に落ちない」というやつですね。

テント小屋
いつかの旅で泊まったテント小屋。
なんでも揃ったリゾートホテルよりこういう方がワクワクする。

書くこと以外の「イジる楽しさ」と「完全な自由」

以前WPをやめてnoteに移行した時は、「WPだと『書く』以外のことに時間を取られすぎる」という理由がありました。
テーマを調整したり、CSSをいじったり、プラグインの更新やセキュリティ対策に追われたり……本来の「書くこと」以外のメンテナンス作業が面倒になってしまったのです。

しかし、自分のドメインとWPを持つということは、言い換えれば「完全なる自由」を手にするということ。
好きなプラグインを入れて機能を拡張し、独自ドメインのメールアドレスを持ち、SEO対策も自分の思い通りにコントロールできる。なにより、ブログのデザインを100%オリジナルで作れる。

この「自分だけの秘密基地をイジる楽しさ」への欲求が、再びフツフツと湧き上がってきたのです。

AIとの「バイブ・コーディング」で自作テーマを爆速開発

とはいえ、一からWPテーマを作るのって、以前だったらめちゃくちゃ大変でした。
1ヶ月くらい「あーでもない、こーでもない」とトライ&エラーを繰り返すイメージ。既存のテーマをカスタマイズするにしても、不要な機能や無駄なコードが残ってしまい、完全にスッキリさせることはできませんでした。

しかし今回は違いました。
最近仕事でも活用しているAIエージェント(Antigravity IDEなど)と連携して、なんとたった1日でオリジナルのWPテーマを構築してしまったのです。

表示の高速化を重視しつつ、noteのようにシンプルでミニマルな雰囲気を残し、でも自分好みのデザインとレイアウトをしっかりと実現する。
エラーが出てもAIの助言ですぐさま修正し、どんどん思い通りの形が出来上がっていく。この感覚はまさに、AIと共にノリ良く開発を進める「バイブ・コーディング」。

自分で調べてあれこれ作業する手間が劇的に減り、「WPのメンテナンス=面倒くさい」というかつての壁が、AIのおかげで完全に取り払われたのも大きな要因でした。

バイブコーディング
楽しいバイブコーディング

過去の遺産(データベース)との再会

実は今回、WPに戻る「決定的な瞬間」がありました。
現在、自分の管理するサイトやクライアントさんのサイトを新しいサーバーへ移し替える作業を行っています。

過去のドメイン「luisaq.com」は手放したものの、記事のデータ(データベース)自体は古いサーバーに丸ごと残ったままでした。
新しいサーバーに移転し、古いサーバーの契約が切れれば、これらの過去データも永遠に消え去ります。ブログの記事はすべてnoteに移行済みだったので、消えてしまっても実用上の問題はありません。

でも、サーバーの期限切れを前にして、「本当にこのまま永遠に葬り去って良いのか?」と、10分ほど自問自答しました。

「……あ、やっぱり新しいドメインを取って、このデータを復活させよっと」

一気にWPへ気分が傾いた瞬間でした。
そこからの行動は我ながら早く、「luis-aq.com」を超高速で取得。ローカル環境にWPを立ち上げ、眠っていたデータベースをインポートし、AIと共にテーマを爆速開発して新サーバーへアップロード。

こうしてあっという間に、過去のWPサイトが新ドメインで息を吹き返したのです。

一から出直し。記憶を持った赤ちゃんとして

前述の通り、ドメインが新しくなったということは、SEOの観点で見ると「完全に新規サイト」として扱われます。
これ、例えるなら「経験豊富でそこそこ名前も知られていた大人が失踪してしまい、その記憶を丸ごと受け継いだ『赤ちゃん』が新たにポンと誕生した」ような状態です。

中身(記事)はたくさんあるし経験値もあるけど、インターネットの世界(Googleの評価)としては「初めましての新人」扱い。ゼロからのスタート、一からの出直しです。

まあ、それもまた人生かな、と。

非効率かもしれないし、回り道かもしれない。
でも、面白い方に、楽しい方に、自分の気持ちが向く方に歩いていければ、それでいいじゃないか。

START
赤ちゃんとして再スタート

今回のケセラセラ(まとめ)

「やっぱりこっちの方がいいかも」と後戻りすることを、決して恐れる必要はないのだと思います。

noteへ行って戻ってきたこの1年間は、決して無駄ではありませんでした。
noteの良さを知り、WPの自由さを再確認し、AIという強力な相棒を得て、より身軽に、より自分らしくブログを運営できる環境を手に入れるための「必要な寄り道」だったのだと確信しています。

「あるがまま、ケセラセラ(なるようになるさ)」。
このブログのタイトル通り、これからも自分の直感と気分の変化に素直に従いながら、マイペースに言葉を紡いでいこうと思います。

新しくなったWP版「あるがままケセラセラ」を、どうぞよろしくお願いいたします!

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